弊社フォレストヒル音楽工房主催により4月6日(日)
に行われる演奏会について、マンドリニストの福屋篤さんにインタ ビューいたしました。


Q:今回の選曲についてーどのようなことを心がけていますか?また 藤井敬吾さん作曲のソナタについて教えてください。
福屋(以下福):前半はマンドリンの故郷イタリア、ギターの故郷 スペインを中心としたラテンヨーロッパの古典・ロマン派の作品 を、後半は日本の近・現代の音楽を取り上げました。日本の有名な 歌曲や唱歌も含めており、全体的にマンドリンとギターの音色の良 さを味わって頂ける耳触りの良いプログラムになっていると思います。
  藤井敬吾さんのソナタは、ここ数年再演回数も増えてきてお り、定番のレパートリーとして定着しつつある作品です。
  ギター・マンドリンの作品としては4楽章、約15分 と長大な部類に入りますが、ロックや民族音楽のエッセンスが散り ばめられた、とてもエキサイティングな曲です。九州ではあまり演 奏機会がなく、九州のギター・マンドリンファンの皆様にぜひ聴い て頂きたいです。
  私は以前から演奏したいと思っておりましたが、なかなかチャ ンスに恵まれず。。今回、近藤さんという素晴らしいギタリストと 演奏できることがとても嬉しいです!
  先日の練習では早速ノリノリで演奏して下さり、本番をとても 楽しみにしています。

Q:今回演奏する福屋さんのアレンジについて、工夫している点、こ だわりなどあれば教えてください。
福:幼い頃から唱歌や童謡が大好きでしたが、学生の頃よりマンド リンの演奏をしていく中で、コンパクトな編成でも演奏会に使えそ うなおしゃれなアレンジ集を作りたいと思っていました。
  現在ギターとマンドリンのために6曲が完成しております が、それぞれのアレンジで、
1.メロディを大切にしていること、
2. 独奏的なテクニックを盛り込んでいること、  
3.新たな ハーモニーを模索していること、
4.少ない音で美しく響くこ とを大切にしています。  アレンジ集として人前に出すのは随分先になるかもしれません が、ぜひ多くの方に演奏してみていただきたいです。

Q:今回の演奏で目指すこと、また最近の個人的な課題などはありま すか?
福:よく言われることですが、作品の良さが伝わる演奏ができれば と思います。
  またそれに関連して、もっとたくさんのニュアンスが出せるよ うになりたいですね。会話しているような演奏を目指したいです。


Q:共演者の近藤さんに関するコメントがあればお願いします。
福:近藤さんとは2011年から何度かご一緒させて頂いてお り、とても知的な演奏で毎回勉強になっています。
  練習では知的のみならず遊び心にもあふれた提案が楽しいで す!共演者として信頼させて頂いてます。

Q:その他、最近の主な活動について教えてください。
福:普段はフォレストヒルを通じてご依頼を頂き、編曲活動や、熊 本県内外で個人レッスン、学生団体などのグループレッスンをさせ て頂いております。演奏では、今年は  9月にピアニストの 緑川羽菜さんと大分、熊本でマンドリンとピアノのために書かれた 作品のみで構成されたリサイタルを予定しています。マンドリン四 重奏団「カルテット・カンタレッラ」が結成8年目になり、今後も マンドリン室内楽に新風を吹き込もうと意気込んでおります。
  作曲も少しずつし始め、今年頭にマンドリン四重奏の新曲が出 来ました。来年のカンタレッラでの演奏で初演予定です。
ありがとうございました。4月6日を楽しみにしています。


主なプログラム
ソナタ・コンチェルタータ / ニコロ・パガニーニ
スペイン風奇想曲 / カルロ・ムニエル
マンドリンとギターのためのソナタ / 藤井敬吾 他

2014年3月29日(土)18:30開場
19:00開演
日本福音ルーテル健軍教会(熊本市東区新生2-1-3)
入場料:前売り 一般2,000円 学生1,000円(当日各々500 円増)
主催・問い合わせ:カンタレッタマンドリン教室
090-2097-6290(福屋)

福岡公演
2014年4月6日(日)15:30開場 16:00開演
九州キリスト教会館4F礼拝堂(福岡市中央区舞鶴 2-7-7 092-712-6808)
入場料:前売り 一般2,700円 学生1,620円(当日各々540 円増)
主催・問い合わせ:フォレストヒル音楽工房 092-715-3827
info@foresthill-morioka.com

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5月25日、28日に下関と福岡で 「高橋和彦&夏川由紀乃デュオリサイタル」が行われます。 この演奏会の見どころ聴きどころを高橋先生にお尋ねしました。
毎 年恒例の5月に開催されます、私たちのデュオリサイタルの聴 きどころなどを書きたいと思います。


1.マンドリンが変わった!
私はここ10年位はカラーチェのオールド(1921年 製)を使っていました。
ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、それ以前はずーっと 私はエンベルガー弾きだったのです。
今年から初心に帰り(?)使用楽器が変わりました。1964年 製のパスクァーレ・ペコラーロです。
ペコラーロはルイジ・エンベルガーの弟子なので、彼が製作した楽 器を「ペコラーロ=エンベルガー」とも言います。
ナポリ型のカラーチェに対して、ローマ型のペコラーロはいろんな 点で対照的です。
一言で表現するとしたら、剛=男性的なカラーチェに、柔=女性的 なペコラーロ、といったところでしょうか?
カラーチェのようなヴォリュームは期待出来ませんが、音色、特に 高音の美しさは絶品です。
「マンドリンのストラディバリ」ともいわれる、ペコラーロ=エン ベルガーの美音をぜひともご堪能していただきたいと思っております。

2.マンドラも弾く!
これまた、ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、私は高 校、大学とマンドリンクラブ在籍中は合奏でマンドラを弾いていました。 大学4年生の頃から真剣に(?)マンドリンの独奏曲をマンドラで 練習し始めたのですが、単音はまだしも、難しい和音を押さえると きにはさすがに指が届かず、マンドラでマンドリンの独奏曲はムリ という事で、OGの方からマンドリンをお借りして、合奏はマ ンドラ、ソロはマンドリンを弾いていました。
プロになってからは、合奏団のエキストラとしてのお手伝いや、発 表会の伴奏程度でしかマンドラは弾かなくなってしまいました。
今回使用するマンドラはカラーチェ・クラシコA(1999 年製)です。
この楽器は数年前にガンで余命僅かの生徒さんから生前に譲ってい ただいた楽器なのです。
もっとこの楽器を弾いていたかったであろう彼の想いを胸に、マン ドリンとはまた違う魅力を表現出来たらということで、チョコマカ した曲ではなく、朗々と歌い上げるような作品を演奏する予定です。

3.多彩なプログラム!
前半はマンドリンのために書かれたオリジナル曲とピアノソロは ブラームス。
後半は無伴奏マンドリンで、にっぽんのメロディー。
さらにはマンドラでポピュラーなクラシックの名曲を。
最後はマンドリンにも合うと思われる、躍動感溢れるブラームスの ハンガリー舞曲集と、盛り沢山のプログラムをご用意しております。

4.衣裳!
女性のお客様は毎年興味深々。夏川由紀乃の衣裳は今年も前半と 後半の新作2点です!
それでは、皆様のご来聴を心よりお待ちいたしております!(高橋和彦)