3人のギタリストによるホセ・ルイス・ゴンサレス 追悼記念コンサート





この度弊社フォレストヒル音楽工房では、来る4月6日(日曜日)あいれふホール(福岡 市中央区舞鶴)に於きまして 「3人のギタリストによるホセ・ルイス・ゴンサレス 追悼記念コンサート」を主催い たします。
 スペインのクラシックギターの巨匠ホセ・ルイス・ゴンサレス氏が惜しまれながら この世を去って今年10年目を迎えます。現在の日本のクラシックギター界において活 躍している中堅ギタリストの数多くがホセ・ルイス・ゴンサレス氏に指導を受け、そ の数は200名に及ぶと言われています。今回のこのコンサートは氏の最後の弟子たち の中でその才能は最高レベル、との評価を得て、全国的に演奏・指導に幅広く活躍中 の池田慎司氏(北九州市在住)を中心に、岩崎慎一氏(大阪市在住)、富川勝智氏(東京 都在住)の3人のトリオによって没後10年の節目の年に追悼コンサートを行うことで、 氏の素晴らしい芸術と功績を讃えるものとして企画いたしました。(森岡)

ホセ・ルイス・ゴンサレス氏の想い出

(1987年11月1日 福岡公演の後に)

21年前、福岡市在住の主要なギター教室の先生と、弊社で『福岡ギターの会』と言う 会を主宰していました。その会で主催した初めての外国人ギタリストが、「ホセ・ル イス・ゴンサレス」です。当時、私は結婚したてでこの世界に入ってきたばかりでし たので、ホセ・ルイスがどんな演奏家か全く知りませんでした。しかし、森岡や、先 生方が、ホセ・ルイスのことで、子供のように目を輝かせながら、うれしそうに話し ている姿を見て状況の理解できていないこの私でさえ、スペインから来た「マエスト ロ」と呼ばれているこの人は、かなり有名な人なんだろうな。。。と思っていました。

確かに、200名も入ったら、満席の「九州キリスト教会館・礼拝堂」に、250名以上の お客様が集まってくださいました。座席が足らなくなって、なんと、学生さんをステー ジの上に10人以上体育座りで座らせたことを今でも、はっきりと覚えています。後ろ のお客様まで見えるようにと、積み上げ式のステージを4段くらい重ねてしまったの で、マエストロの反応が気になったのですが、「たくさん来てくださったお客様の為 だから」、と快く演奏してくださいました。細かなことはよく覚えていないのですが、 とても美しい音色だったことだけは、今でも忘れられません。一音聴いただけでため 息が出るくらいでした。。。

 打ち上げで森岡がマエストロの前でポンセを弾いたのですが、テンポが速かったら しく「ハヤイ」と、日本語でひと言マエストロ。その後も、森岡の顔を見るたび、 「ハヤイ、ユックリヒケ」とおっしゃる。最後にお見送りする時も、マエストロはタ クシーに乗り込みながら「ハヤイ」、と、森岡に一言。噂に聞いていた、マエストロ の面倒みのよさを感じることができました。 そして、この素晴らしい演奏家にスペインで、音楽や生き方を学んできた3人のギタ リストが、マエストロを偲んで、精一杯の演奏を聴かせてくれると思います。マエス トロをご存じの方もそうでない方も、彼らの演奏を聴いていただいて、偉大なギタリ ストに想いをはせていただけたらと思います。(濱)