この度、弊社では「マリア・エステル・グスマンギターリサイタル&マスタークラス(公開レッスン)」を主催いたします。 グスマン氏は、「アンドレス・セゴビア国際ギターコンクール」をはじめ、13の国際コンクール(うち8回の優勝)での入賞で、 世界が注目するセビリア生まれの女流ギタリストです。1989年、世界的に名高い「グラナダ国際音楽フェスティバル」の中で 「世界のギターの巨匠」の称号を授与され、現在スペインギター界の新世代を担うアーティストとして最も注目されています。 アランフェス協奏曲で有名なスペインの大作曲家、ホアキン・ロドリーゴは、彼女の弾く「アランフェス協奏曲」を聴き、 「セゴビアの後継者の誕生」とその才能を褒め讃えました。  音楽家の家系に育った彼女の才能が卓越しているのは、まず時代様式の把握が確かなことで、そのレパートリーの豊富さも、 前古典から今日の音楽に至るまで、膨大なものです。その上、ギターのテクニックは、タレガ、セゴビアにはじまる正統的な 奏法をしっかりと継承しており、さらにセビーリャ出身の彼女ならではの、燃えたぎるようなアンダルシア人の血もたっぷり と披露してくれます。グスマン氏は過去何度も日本を訪れているのですが、九州での公演は、弊社が行う今回が初めてとなります。 日本国内での彼女の人気は相当なもので、来日した折りには日本各地で30カ所以上のコンサートスケジュールが組まれます。 一度公演した会場では、次回の来日でも必ずリサイタルが行われるという彼女の演奏は各地で絶賛を浴びています。ギターの女王 と称されるグスマン氏の演奏を262人限定の「あいれふホール」で聴くことができるということは、素晴らしい機会といえるでしょう。 また今回は、グスマン氏による「マスタークラス(公開レッスン)」も行います。 グスマン氏のレッスンは高い評価を得ており、世界的に行われているものです。今回のレッスンは、受講生が、中野義久先生、 池田慎司先生、竹内竜次先生など一線で活躍しているギタリスト、また、当ミュージックアカデミーで学ぶ近藤史明さん、濱田貴志さんなど 新進の実力者揃いです。ヨーロッパ音楽の神髄に触れるチャンスとして、内容のある白熱したレッスンが期待されます。  通訳には、京都府在住で日本各地で活躍しているギタリスト、また当ミュージックアカデミーの特別講師である藤井眞吾先生にお願いをしています。皆様も、この機会に是非、世界的名手の世界に触れてみてください。リサイタルは全席指定となっておりますので、お早めにご予約をお願いいたします。詳しくはチラシをご覧下さい。

さる7月19日、あいれふホール(福岡市)にて当アカデミーギター科講師の竹内竜次先生のリサイタルが行われました (主催:フォレストヒル音楽工房)。彼の演奏は、サロンコンサートや発表会での演奏は聴いていましたが、 福岡のギターの殿堂である「あいれふ」での演奏、大曲揃いの堂々たるプログラムということで、大いに期待しましたが、 演奏もそれにたがわぬ素晴らしいものでした。一見物静かに見える彼の佇まいから紡ぎ出される音は、気迫と集中力に満 ちあふれており各曲の魅力を充分に聴かせてくれました。作品に対する愛情と真摯な姿勢は若い「ギタリストの卵」たち もぜひ見習ってほしいと思いました。当日は彼の地元である別府から、サンシティー音楽院を主宰されているお父様他 ご家族一同をはじめ、たくさんの人が来られていて、その方々には彼の実力は周知の事だったでしょうが、僕にとっては 今回初めて彼のソロ・リサイタルを聴いて、改めて九州を(いずれワールドワイドになってほしいですが)代表しうる才能 であることを思い知りました。
(フォレストヒルミュージックアカデミーギター科主任講師 中野義久)